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Adobe MAX 2015 情報のまとめ

さて。今回は、先日アメリカ・ロサンゼルスにて開催された “ Adobe MAX 2015 ” について紹介します。

イベントが行われてから、ネット上にさまざまな記事が公開されました。ここ数日関連情報を追いかけて、読んでよかった・参考になった記事のリンク集として公開します。

 

Adobeは、MAXというイベントを毎年開催しています。提供するサービスやアプリケーションがどのように進化していくのか?について発表する場です。

日本で開催される「MAX Jaman」の最後の開催は2009年でした。わたしは、Dreamweaver CS4 ハンズオンセッションを登壇したのですが、懐かしい思い出です。

それ以降、日本ではイベントは開催されず、アメリカでの基調講演がネット配信されるようになりました。今年のキーノートは、下記にて公開されています。

MAX Online – MAX 2015:Watch MAX 2015 keynotes and conference sessions on demand.

今年のテーマは、『Adobe Sync』

TypeKitへの日本語フォントの大幅追加、Adobe Stockでの素材提供の充実、モバイルアプリの強化…など、クラウドサービスとアプリケーションの間で、データ連携が強化された点について発表されました。

Adobe公式サイトでのレポート記事を読むと、会場の雰囲気や発表された主な項目を知ることができます。

●Adobe MAX 2015基調講演レポート:さらに進化するWeb制作環境 – すべてがつながるCreative Sync、レスポンシブデザイン対応のMuse、TypeKitのモリサワフォントサポートなど

●Adobe MAX 2015写真レポート:世界最高峰のクリエイティビティ・カンファレンスの様子はいかに?

Adobe MAX 2015 現地レポート DAY1

Adobe MAX 2015 現地レポート DAY2

加えて、現地に訪れていた日本の方がTwitterでつぶやいたまとめを時系列で追いかけるとより現場の雰囲気が味わえます。(英語が話せるようになったら、私もいつか参加したいものです。)

●togetterまとめ:[速報]Adobe MAX 2015基調講演〜Creative Cloud新機能と新しいワークフロー「Creative SYNC」

Adobe MAX 2015 基調講演 の 日本語解説

Adobe Japan 社員の方々( @keisuke322@tiwamoto0718@saygo_  ・ @tsuyon )が、基調講演のムービーを見ながら、今回のポイントを解説してくれました。英語が理解できない自分にとって、本当に助かりました。ありがとうございます。

この様子は、10月6日21時より、USTREAMで放送されました。現在は、下記にてアーカイブを閲覧できます。

今回のMAX2015で押さえたいキーワード

わたしもリアルタイムでこの基調講演の日本語解説を視聴していました。視聴しながら、「これは!」と思うキーワードをまとめてみました。

▼AdobeCCの契約者数が533万人に増えている
(旧バージョンからの移行が進んだ結果ともいえますね。)

▼今回のテーマは、『 Adobe Sync

  • CONECTED WORKFLOWS (ワークフロー=複数人での製作作業)
  • CREATIVE LIBRARIES (ライブラリ=色、フォント、グラフィック部品、パターン、ブラシなどのアセット)
  • ADOBE STOCK (ストック=イラスト、写真、動画などの素材)

など、複数の制作環境をつなぐための機能強化がされている

Adobe Camp CC

手書きでカンプ(画面レイアウトのワークフレーム)を作成するためのモバイルアプリ(現在はiOSのみ)。作成したカンプは、クラウドを通じてPhotoshop、IllustratorやInDesignへ送信し本格的に仕上げられる

▼同じくモバイルアプリの Photoshop Sketch で絵を描いたり、 Photoshop MIX で画像編集や合成をしてカンプに取り込むなどの連携もたやすくできるように

Adobe Capture CC

Color(色)、 Shape(形)、 Brush(ブラシ)、 Hue(映像の雰囲気、ルック) 、Pattern(パターン)をキャプチャ(撮影した写真や画像)から作成するモバイルアプリ。作成したデータは、クラウドを通じて各アプリのライブラリから参照できる

Adobe Typekit

有償メンバーが無料で使えるフォントを提供するサービス。今回のバージョンアップで、モリサワ と TypeBank のフォントが加わり、日本語フォントが34書体に増えた

Typekit でモリサワ書体が利用可能になります。:Adobe Creative Station

ADOBE Stock

写真、イラスト、グラフィックなどの4000万枚の素材が購入できるサービス。他のストックフォトサービスとの違いは、「Adobeソフト内から直接試せる・気に入れば購入ができる」こと。今回のバージョンアップで、ビデオ素材も追加された

有償メンバーなら、2015年10月30日まで、10点を無料で使えるキャンペーンを実施中(1ヶ月分3,480円が無料)

Adobe Stockの歩き方:Adobe Creative Station

Adobe Fuse CC 

3Dキャラクターを制作するソフト(現在はPREVIEW、今後リリース予定)。あらかじめ登録されているモデルを用いて、キャラクターの服装・体格・表情・ポージングアニメーションなどを作るソフト。Photoshopと連携して、作成したキャラクターを3Dデータのまま[属性]パネルで加工できるし、アニメーションはPhotoshop CCのタイムラインで管理される

Project COMET

UX/UI系の専用ツール(現在開発中)。ウェブサイトのワイヤーフレームやアプリの開発のモック作成に使える。スマートフォンやタブレットらしいインターフェースを作成するための機能や、画面遷移を鳥瞰図で見たり、インタラクションやアニメーションの動きを確認するなどの機能がある。サイトでベーターテスターに登録できる

Adobe Photoshop Fix

色調補正・修復・ゆがみ補正など、高機能なレタッチツール(現在iOSのみ)。基調講演のデモでは、顔色の補正、ほくろの除去、口角を上げる・・・など、見事に人間の顔を補正していた

定番アプリケーションのバージョンアップ

細かいバージョンアップばかりですが、定番アプリケーションの新機能も紹介されました。既にバージョンアップしているものや、今後バージョンアップするものがあります。(開発が完了しだい、順次アップデートされると思われます。ここは、クラウドソフトの魅力ですね。)

  • Illustratorのズーム/スクロールスピードが早くなった
  • Surfaceなど、Windowsタブレットのデスクトップアプリタッチ対応(Illustrator・Photoshop・InDesign など)
  • InDesignの複数アートボード、段落スタイル、ライブラリ、電子書籍用のアニメーション対応
  • Dreamweaver のエディターが、Brackets に変更
  • Muse が、レスポンシブデザイン対応、ベクターをコピペしたらSVGに変換
  • Photoshopのライブラリが一括登録に対応、複数アートボードが強化され、鳥瞰図で見渡せたり、アートボード別にガイドがひけたり、アートボード単位で複製できたり、特定のアートボードのレイヤーのみを表示させたりできるように。画像書き出しの強化も。

クリエイターが選ぶのはどっち? ~Adobe MAXで見えてきたiPad Pro対Windowsタブレットの関係:PC Watch

イベント2日目「スニーク・ピーク」の情報

2日目は、開発段階の技術を紹介するセッションが行われたそうです。ここで発表された技術から、今後のAdobeの姿が見えてくるかもしれません。

SNEAK PEEKS AT ADOBE MAX 2015 ROCKED:Adobe

Adobe MAX 2015で発表されたアドビの新技術が凄すぎて会場が狂喜乱舞〜スニーク・ピークで発表された未来の11の技術:ICS LAB

カメラに映り込む動体をリアルタイムで除去できる「Monument Mode」などAdobeの技術力をまざまざと見せつける「Adobe MAX 2015」デモ:GIGAZINE

Adobeから自由自在に新しいフォントを作り出せる技術「Project Faces」が登場:GIGAZINE